■
俺の企みは君なんか好きでもねぇって愛してもいねぇって君以外に思わせる事だ。
いつでも俺はおまえの瞳にだけ愛情を秘密の通報だ。俺が今にもおまえを抱きしめてしまいたいとおまえのなかに蠢く男性所蔵をすべて覆してやるキスを、バッドロマンスってなんだよ?、お嬢さん、お嬢さん、おれは、おれは、おまえのボディガードになりたい、おれはおまえの犬になりたい、おれはおまえのそばになりたい、君を護る褐色の塵、おれは、おれは、おれは、君の傷を見てみたい、会いに行けるなら行くよ、君の今年最初の涙をおれは指で拭ってあげたい、僕ら正常な雄と雌だろ、僕ら男の子と女の子だろ、それとも君は美女で僕は野獣?、どうでもいい、僕らの存在証明なんて、ねえ、君、君、君と僕、あの2時間でなにができるかな、僕に許された君との面会時間、タイムリミット、2時間、2時間、土日の永遠、君の瞳の5秒、永遠のあおずけを、あおずけを、瞳のおあずけを、
君と僕となら世界一ダメな愛の物語が書けるよ
■
Bad romanceのサビのサビのサビのコード、コード、Fで君の髪に触れて、Gで君の頬を伝って、Amで君の唇に墜ちて、Cで君の瞳に雪崩れ込む、
F
I want your loving
G
And I want your revenge
Am C
You and me could write a bad romance
ギターでこのメロディ撫でると君に触れてしまいたくなる、
君みたいなメロディだ、君みたいに、君みたいに、
切ねぇよ、切ねぇよ、君、君、君のバッドロマンスを知りてぇ、
■
公演が終わる寸前に、あのさよならの挨拶の時にさ、気まプリのへんてこなリミックスオケが流れるでしょ?、君はいつもあそこで踊るだろ、クラブで踊る女の子みたいにさ、どこにでも居る女の子みたいにさ、あん時の君、すげーかわいいよ、あの瞬間の君がおれすげー好きだ、あの踊りがまるで君の夜につづいているようでいつも眩しくて僕も踊らずにはいられないよ、君以外の女の子の誰もが一生懸命みんなにさよならの手を振っているのに君は踊ってるだなんて、その日はじめて踊ったみたいにさ、あの時の君が好きだ、あの君の身体が好きだ、あの瞬間の君の美しさではじめてその日君が僕にさよならをしてくれるんだ、さよなら、さよなら、また踊ろう、踊ろう、おれには嘘つくなよ、君だってギャルなんだろ?、ギャルなんだろ?、見せてよ君の最高のレディーギャルフレーバー、君こそおれのレディーギャルだ、
■
愛情で窒息するまでキスしないで
■
ライブが終わるだろ、そして、すぐにBad romanceが流れる、君の夜がはじまるだろ、僕の夜もはじまる、まるでBad romanceがはなればなれの鐘の音みたいに客席と君の廊下に響くだろ、数十分後には君が会場を去る、君が帰路か上陸かなんてそんなことどっちでもいいんだよ、俺は帰路の電車のなかで君の名残にやられるだけだ、おれは君にやられるだけだ、
■
このすべての想いは俺のなかだけの話、君は知らない、君は無関係だ、君はこの罪に無関係だ、君は無罪だ、君は、
■
君と僕は敵?
■
君のかわいさと美しさの名誉を命がけで護りたい、たとえそのために俺の事を君に化け物だと思われたとしても、賛美の銃創で焦げた指で君に触れてもいいの?、そんなはずない、そんなはず、それでも僕はこの世界に君を知らしめたい、そのはずなのに、そのはずなのに、俺は星空にしか君の美しさをかわいさを密告しないでいる、おれは君の輝きのまえにまだ人間でいようとしちまってる、俺に命令してくれ、おれに、おれに、「あなたは私を賛美するためだけに産まれた化け物なのよ」やさしい残酷な最期の指令を、おれに、おれは、おれは見た、見た、君の肌から蒸発する蒸気が目映くベールを咲かして君を隠し、君はあの瞬間の美を占拠した、君の美が浸透してゆくあの瞬間、
■
音信不通だ、音信不通だ、ライブが終わればもうすぐに、すぐにすぐに、君応答せよ、応答せよ、俺は明日のチケを何度も握りしめる、半券切れないように折って本に挟む、何度も確認する、確認する、君に会える、会える、