2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

煙草の灰が落ちる頃 角砂糖が珈琲を苦くする 灰が焦がしたのは見えない大切ななにかだ あのなにかだ

美しさにふれるたびに恐くなる、美しさは恐怖なんだ

恋をしていた時の苦しさよりも恋ができない苦しさの方が苦しいのかもわからない程におれのなかに苦しさが見当たらない、感情にさえ見放されてる、凄惨な正常、とばっちりを受けるのはいつも心臓にまつわるおとぎ話だ、音程が泣かす西洋的捕獲のラインだ、お…

夕方までどうにか漕ぎ着けて、彼女が画面に移った瞬間に、さっきまでの意識がすべて色あせてしまう、テレビのなかの彼女を見ることが今いちばん辛い事だ。物語を吸引する小さな乳房、若々しい男の子の息吹に合わせ、彼女もまた本来の息吹を、それこそ、ある…