2009-01-01から1年間の記事一覧

先に言っておくよ、君が過去の夜にどんな男とどんな事してたかなんて事ぜんぜん俺は気にしねえよ、君はクリスタルケイをビヨンセみたいって言ったね、ならさ、ボーイフレンドって曲も大好きでしょ!、君が上京してさ、あの街で娘。として過ごしてきたなかで…

君よ、僕が君を見つめる事を禁止してくれ、僕に君を禁じてくれ、

君が凶暴に美しさで俺の世界を刳ってくれる事だけを求めてしまう、俺はきょうも君のかわいさの口車にのって、すべてを台無しにして、無かった事にできないのはいつでも君たちの呼吸だけだった、惨さの花が、君たちに惚れては近づくなら、俺は引き金をかじる…

君は美しさで武装するだろ、君は君のかわいさをエロスに隠すだろ、だから僕はいつも君のそうした花つぶてで瀕死になりながら、君の奥へ、君の奥へと君を見つめていよいよ君に粉々にされるんだ、君が髪をツインテールにしたって事を知っただけでこんなに苛つ…

11/15

会えない時間の僕のすべてが君に占領されて行く、それを君は知らない、だから、君のせいじゃない、君は悪い事、なにもしちゃいないよ、ただ、ただ、僕が君に溺れてるだけなんだから、君は僕を知らない、

仙台

君が君を暴くように踊るから、僕は僕を暴くように君にひれ伏した、君が君臨してるから、僕は心から僕を呪った、騒音が僕らを遮る、純真だとか、微笑みだとか、僕には冷たすぎる光をずっと越えたいんだ、もっと熱いものを僕は君に見ているよ、君が罵倒される…

君たちの胸を摘んでしまいたい

詩人の最初の詩は溜息だ、詩人の最後の詩は沈黙だ、錯乱を詩と呼び腐れる程におれは病魔に冒されてはいない、奴らは試みる、 作用の脊髄に無理矢理になにもかもを詰め込んで、あいつらは錯乱の絶対的な純粋の痙攣を飼い馴らそうとする、おれ如きが言語のうえ…

言語錯乱ってのは言語が膀胱に溜まってそれを漏らすみたいに意地汚い、おれは言葉を漏らしちまう、言葉を救えなかった、いつもだ、いつも、いつも、おれはただ、路上の強ばりを汚しやがて言葉に近づくなと送籍されるんだ、なぜだ、俺ばかりがこんなに美しく…

ああ

君だけが僕を跪かせる、やさしい受け入れよりも、絶対の拒絶で、君の純粋に用がある訳じゃない、君の恐ろしいえしゃく

さっきから勃起や射精や好きだのの隠語を考えていた、 小田急線の吊り革に女子がぶらさがってるから、君に昏睡して知らずのうちに砕いてたああ、君は僕のタブーだ、美しいタブーだ、

なにもかもを共犯してくれる女子を探してはいるが見つからない、それどころか、彼女たちは木漏れ日の裁断で細切れに罪を単独犯で遂行しつづけている、それは誰のものでもなく、些細な恐怖に悴んだ心で惹かれる女の瞳は覗き込む、この世界のずっと彼方を、お…

てふてふと書いて蝶々と読むという事をきょう初めて知った。 これにはなぜかとびきりの美しさを見出した、時折、言葉が、本当に言葉だけがこの世で真に躍動している唯一のように思える、言葉、言葉。火事で全部焼けちまったハ○モニ。などを録画してくれてい…

女の子たちになにもしてやれない、生まれてからこのかた

「いかがわしいやさしさで 記憶の陰で寝そべって」「馬鹿みたい!」そうやって吐き捨てと一緒に指輪で遊ぶ綾子の左薬指の僅かな隙間に目をやっていると、警報と一緒に銃弾がなだれ込んで来た、「窓の外でさかってるあの悲鳴はなんだ?」っておれは綾子に言っ…

草原を見つけようにも、見渡す限りのさかり、

もよおす言語錯乱が内部の女に語りかけようとするときおれはそいつの胸ぐらを掴んで絞める、血管から血が蒸発するようにおれから精製されたそいつは無鉄砲に散弾してゆく、視線を体外に向けろ、乗っ取りの視線は眼球の裏を凝視するから、眼球が肉体が裏返る…

抱くように見殺した、乙女の幸福の波紋が、僕を幾度も、僕だけを殺しつづける、気高く堕ちる余生の道の角で終わりなく仕返しで、棄てられた書物に生える黒点を一つづつめぐりながら、真新しさを蘇り、女だけが繰り返した、僕は、かろうじてあるその指先で、…

はだける女の子の油性に憧れる、君の香油だれにとびちる、死角で踊れば夜が逆恨み灯る、 おれはこの世のすべての女を身籠らせたい訳じゃなかった。 すべての行為に意味を持たせるなんて、すべての行為に正しさを無理やりに吹きかけるなど、なんて無様な粉砕…

性懲りなく貪るんだ、邪な夜服に精巣の皸は締め出しを食らって、支配連中、恋愛未遂、轟く応募の清め、小銭を握った手がなぜに震える、眉間の疼きの途方もない脅迫は、頭上に聳えるあの光の腫瘍がおまえをどこまでも深く閉じ込めたのか、熱に魘されるいつま…

媒体の新地に放された君を見上げてた、君の肌の色、君の肩幅、君の言葉から溢れる君の心を僕は必死で読み上げた、君の鼓動が君の声に映る時を必死で、僕のなかに君は充填されてゆく、君は僕のなかで存在を確実に息づかせていった、僕は一度たりとも君に詩な…

革靴の隙間の気味悪さもおまえをからかうんだ、泥が言うには、言語粉砕に塗れておまえは、あの若い農婦の汗でインクの瘡蓋を剥がしたいのだ、ぬるま湯で瘡蓋を濯いで塗りたくり!、中心を切り抜いて地上に垂らせば!、この地を切り抜いて、飛び込めると思い…

女の仕草の騒音がなにもかも掻き消して、不貞腐れた路上に声を伏せた、窓にぶちあたった光が屈折して肌にとっくに到達を投棄して猟師の足音の軋みのようにおまえの頬に、 熟れる添い寝、都市の水銀にかぶれる、心を待ちわびて、夜を食う、そっと書生の無様な…

煙草の灰が落ちる頃 角砂糖が珈琲を苦くする 灰が焦がしたのは見えない大切ななにかだ あのなにかだ

美しさにふれるたびに恐くなる、美しさは恐怖なんだ

恋をしていた時の苦しさよりも恋ができない苦しさの方が苦しいのかもわからない程におれのなかに苦しさが見当たらない、感情にさえ見放されてる、凄惨な正常、とばっちりを受けるのはいつも心臓にまつわるおとぎ話だ、音程が泣かす西洋的捕獲のラインだ、お…

夕方までどうにか漕ぎ着けて、彼女が画面に移った瞬間に、さっきまでの意識がすべて色あせてしまう、テレビのなかの彼女を見ることが今いちばん辛い事だ。物語を吸引する小さな乳房、若々しい男の子の息吹に合わせ、彼女もまた本来の息吹を、それこそ、ある…

調子のいい結末に結局苛立って閉じる本でも閉じられないこびりついて離れない美しさを 到底逃げられない悪意であなたが私に触れるたびに私はあなた以外のすべてを失うかもしれないって怖くなるわ 私がすべてを失うにはあなたは値しない あなたは我慢できる恋…

ああ そうだとも おれはきみを詩とかで見殺したい 君は言ったね あなたって喋れないくせに紙の上ではお喋りなのねって ああ!きみはおれが紙のうえで喋ってるだなんて思ってるのか! 僕は紙のうえで君を 君を ああ、僕は紙のうえで君を見殺してるんだよ 君の…