君は美しさで武装するだろ、君は君のかわいさをエロスに隠すだろ、だから僕はいつも君のそうした花つぶてで瀕死になりながら、君の奥へ、君の奥へと君を見つめていよいよ君に粉々にされるんだ、君が髪をツインテールにしたって事を知っただけでこんなに苛つくのは、君が僕の知らない所でどんなにかわいさを輝かしているのか考え出してしまうからだ、僕は、僕は、運が良くても、毎週の土曜の君の2時間しか知れない、君の一秒が僕の永遠だって僕が吠えても、君はその永遠さえ奪ってゆく、僕を見たのかもわからないあんなに遠くの君の瞳の優しさで、君の髪に残るツインテールの痕が愛しいよ、君の甘える瞳が知りたい、君がプライドのすべてを放棄するその瞬間のお顔が見てみたい、君が完全な女の子になってる時におれも完全な男の子になれるんだ、産まれてはじめて、もっと甘い声で君は鳴けるね、君の乱暴な口調とあの大きな笑い声のその傍らでその声はきょうも洩れて僕に届かないうちに消え入って行く、君の瞳の声が好きだよ、僕だけは君に殺されない、生きて、君を、