たかがしれてる、肉体の底で踏んづけたらおさらばするみたいに溢れる彼女の面影はずっと俺を待ち構える、もう、差し出せるものはなにも残っちゃいない、子供の心臓が凍傷して母を呼ぶ声で、吐き出しても、俺の嘔吐物はただの消化未然の汚い汚物だった、君への花でも、君への言葉でもなかった、路上に散らばったのはただの汚さだけだった、あれが正体なんだ、俺が愛と呼ぶものの、俺が恋と呼ぶものの、君への感情の、あれが正体なんだ、