彼女のマックのメニューが衣替えするだけで歓喜してしまえるかわいさを抱きしめたくなるから夕方の感情憔悴の暗がり祭り囃子から遠ざかりたいのだ。

チキンタツタの衣が彼女の唇の熱を奪うその美しい光景で何度も生き返ってしまえる。

きっと、彼女は唇の口角についてしまったパンの屑や衣の余韻を、舌で拭う事をわざとしないだろう。

大口を開けて、無垢にかわいく食らいつくその所作に自ら酔いしれるだろう、

ああ、チキンタツタを食べる彼女の仕草のパレードにもっとも酔いしれているのはこの世界で俺なんだ!

すべての断層で俺は君を。